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その10


預金保険


預金保険とはその名の通り、「預けたお金を保険で守る」という意味で、 通常は預金者(お客)は気にする必要はありません。また、1000万円未満の預金者も気にする 必要はありません(笑)。

大手証券会社を始めとする銀行等の金融機関の破綻が珍しくありませんが、金融機関の経営が破綻して預金者へ預金を 返せない時に、預金保険が発動します。預金保険機構(預保=ヨホ)というところが管理、統制しています。預金 保険へ加入するのは銀行等の金融機関です。当初は銀行等が支払う保険料でまかなっていましたが、 バブル崩壊時は金融破綻が相次いだため間に合わず、公的資金(短直に言うと税金)が投入されて、ヨホが維持されています。 破綻した金融機関が担保としていた物件をヨホが回収、売却し、なるべく公的資金を使わないよう血のにじむような 努力が繰り広げられています。

郵便局(貯金)は国営なので国が責任をもっていますが、銀行はこの預金保険に加入して預金者のお金を 全額フォローしています。ですが、全額をこの保険でフォローできるのは今のところ2001/3月末まで。 4月以降は1000万円までの元本とその利子が保証限度額となる予定です。また預金保険制度に加入していない 外国銀行などは対象外となりますし、預金保険制度に加入している国内銀行でも、預金保険制度外の 金融商品(外貨預金、ヒット、ワイド、海外支店の預金など)は保護を受けられません。

詳しい説明は各金融機関へお任せしますが、色々な金融商品が開発されている今日、買いたいと思う 金融商品が預金保険対象なのかそうでないのか、 パンフレット等に ある注意書きを必ずチェックしましょう。