<目次へ <TOPへ

その8

為替と株


為替と株は超密接な関係にあります。為替とは1ドル何円とか、1ユーロ何円とかそういう事です。

例えとしてそごう株が1株10円とします。また1ドルが100円とすれば、そごう株は1000株で1単位なので1万円、つまり100ドルです。 そこで1ドルが200円へ円安となれば、仮にそごう1株10円で変わらないとしても、50ドルとなり、ドルから見たそごう株は安くなります。

この事から、円安が進めば外国人が安い日本株へ食指を動かしてくるという意味で株式市場のプラス要因と言えます。

また、為替市場で円安が進むと、海外へ輸出して儲けている企業株には買いが入ります。 つまり、現地で100円で物を売るとき、1ドル100円だった場合は1ドルで売ることになりますが、 1ドル200円と円安となった場合は、この商品は現地では0.5ドルで売り出す事が出来、売上増が期待できます。 同じ100円でも1ドルで売るのか0.5ドルで売るのかの差は大きいといえます。

実際には急激に円が半値まで下げる事は有りませんが、2000年7月末の日経平均は、日経平均自体が下げ基調でなおかつ円安が進んでいるため、外国人から見れば急落しているはずです。
為替にも相場があり、投機的な資金の流入や、海外に子会社がある場合などの企業が関係しています。為替相場のプロにも先読みは難しいと言われています。一つのキーポイントとして、為替にもこれからは注意を払ってみましょう!