<果たして今週の市況は!

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(〜今日の相場を終えて〜)
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■内容

マガジンイメージです。

おおよそこの形で配信します。
  …………………………………………

  果たして今週の市況は!
  第1号 2002年1月9日

  …………………………………………

  【アメリカ中間選挙とFRBの利下げ効果の行く末を案ずる】
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  ■円対ドル
  最高値:120円90銭(金曜)
  最安値:122円35銭(水曜)


  ■出来高
  最高:7.6億株(火曜)
  最低:6.5億株(金曜)


  ■売買代金
  最高:6,796億円(水曜)
  最低:5,536億円(金曜)


  ■平均株価(終値)
  最高:\8,953.29(水曜)
  最低:\8,690.77(金曜)


  ★大幅利下げに見るアメリカ経済の失速観測と経済効果期待
 ――――――――――――――――――――――――――――――[hitokabu]

FRB(連邦準備制度理事会)がFOMC(連邦公開市場委員会)を開き、政
策金利であるFF(フェデラルファンド)金利を0.25%ではなく0.5%
下げるという発表を行ない、年1.25%となった。また経済に対するスタン
スも「景気配慮型」から「中立型」への変更も発表となった。

今まではアメリカ政府高官も景気回復に自信を見せていたが、ずるずると回復
しない株式市場をかんがみて、思い切った金利の下げを断行、景気刺激策で確
実に景気回復に持っていきたい考えだ。

金利を下げれば借金金利が下落し、お金を借り易くなった企業が設備投資など
に振り向けてくれれば、という面と銀行の預金金利の低下が個人の消費刺激と
なって経済を活発化させたい思惑の両面がある。

さらに、アメリカ中間選挙で現大統領が所属する共和党が大勝利。上院ではち
ょうど半数を占め、下院では216対210と明らかに過半数を確保、イラク
に対する政策の支持を得たとしてイラク戦争が現実味をますます帯びている。

国連に対しても修正案をアメリカが提示、この修正案が通過することは明らか
な模様で、イラクがこれを拒否するなどした場合、アメリカ経済を初めとして
世界経済に対する混迷は避けられないとして、金曜日の東京市場では大幅下落
が進んだ。アメリカ市場でも平均株価が再び8500ドル割れを目前としてお
り、目先の動向に目が離せない。


明るい観測としては、アメリカ国内に不安を残しておきたくない大統領が、大
型の減税策を発表するとの見方が出てきており、景気刺激を確実に行なうこと
でドル安を防ぎたい考え。だが、政策金利が1.25%となった今、イギリス
の政策金利を維持と発表したことで政策金利の開きが2.75%となった。ド
ルを手放しポンドやユーロでの運用を目指す資金運用者が増えているようだ。

ドル離れはアメリカ株式市場離れを意味し、多くの場合好感されない。また金
曜日にドル安円高が進行、注目の120円台まで進んでいる。先週お伝えした
とおり、120円突破となってしまうのかどうか、突破した場合前回の円高1
17円台を超えてしまうのかどうかに注目だ。


  ★中間決算発表が進み、減資や倒産など相次ぐ
 ――――――――――――――――――――――――――――――[hitokabu]

ひるがえって日本株式市場では、9月末が中間期末となる企業の中間決算発表
が相次ぎ、それに伴う売買が繰り返されている。基本的にはアメリカ市場の動
向に左右された1週間だったが、個別には決算発表に一喜一憂する銘柄の動向
に関心が集まっている。

そんな中、経営不振などで不良資産を一掃出来ない企業が減資や再生法の申請
などの発表も相次いでいる。そういった企業は大幅な株価後退、もしくは整理
ポスト入りとなっている。

決算発表が企業の事前予想通りだったというケースはあまり無い模様で、収益
予測の下方修正が相次いでいる。企業の下方修正が市場の予想通りだったとい
う場合でも、株式市場を取り巻く全体的な空気が、アメリカ中間選挙の共和党
大勝利における戦争懸念で下げの流れが起きていた為、普段では株価がそれほ
ど反応しないケースでも、大きく値下げしてしまう局面を見せている。

超短期的な視点で言えば下げすぎた株価は翌日などにすぐに訂正されるが、低
いままで推移するのは避けられそうには無い。


今週は一見すれば出来高が今までより出来ているように見えるが、東京証券取
引所第一部の単純1株単価は900円超が1回だけで今までとほとんど変わり
が無い。だが600円台700円台から見れば確かに上昇している。

末期症状は脱したかに見えるが、平均株価の上昇には程遠いと言わざるを得な
い。惜しくも9000円台に一時付けたが、「往って来い」(株用語で「高値
まで行ったが始値まで戻ってきてしまう事)となっている。


  ★行過ぎる為替市場
 ――――――――――――――――――――――――――――――[hitokabu]

為替市場ではドルやユーロに対して円高が進んでいる。アメリカ株式市場が上
昇を続けると見ていた関係者は、ドル高が定着すると見ていたが120円台の
円高はやや誤算だったといえる。

毎回くどいようだが、今回の円高もドル離れが進んでいるからであって、円を
好感した買いでは無いという点を外してはいけない。逆にこの間の竹中提案は
海外では不評である論調が少なくなく、円離れを進めても良い程の状況のよう
だ。それでもなお、ドル離れが進んでしまうというのは、ブッシュ大統領には
非常に重要な課題といえるのではないか。

つまりドル売りはそのままアメリカから資金が流出している事を示し、アメリ
カの株式市場安に留まらず、債券などのほかの市場にも十分影響を与える。老
後の年金資金などが、未だにアメリカ株式市場で多く運用されていると見られ
ているため、大統領批判も生まれかねない。だが今回の中間選挙で多くの支持
を得た結果、その見返りに景気にテコ入れ、株式市場の上昇を狙って根本的な
政策を発表する期待がある。


為替市場では117円台まで突き進むかどうかに注目。債券市場では高値圏で
の推移が突き進むのかどうか。現状では過去最高の高値圏で推移を繰り返し、
ほぼ債券価格も下落は見られない。ブッシュ大統領の動きとイラク情勢に注目。


  ■今週のポイント
 ――――――――――――――――――――――――――――――[hitokabu]

不良債権処理に関しての決断が、竹中氏と銀行団の間で開きが出てしまってい
ます。金融庁と銀行の「不良債権の判断」は大きくかけ離れているとする見方
が多く、銀行判断は甘いとする金融庁が厳しく指導をする事が懸念されていま
す。

もしそうなった場合、銀行は不良債権処理に対して、万が一を考えて準備金(
保険)をかけなければならず、自由に使えるお金が減ってしまい、その結果銀
行の体力が削がれてしまう恐れがあります。

銀行からお金が借りられない日本国内の各企業は、大手の企業や外資などから
お金を借り始めています。その結果、筆頭株主の移動なども珍しくなく、外国
人が大株主になるケースも見られます。その場合実質乗っ取りに近い現象とな
るでしょう。

早く銀行に健全になってもらうはずの竹中提案でしたが、自民党の反対派閥、
銀行の反対などとうまく調整が取れるのかどうか、引き続き議論を見守る必要
があります。


それでは皆さんも良い週末をお過ごしください!


  ○――――○
    編集後記
  ○――――○


つい先日、就職活動のため港区青山という所へ行きました。港区というのは
面白いところで、まず第一に起伏があるので高台からは遠くが見えて快いで
す。

第二に名所が沢山ある所で、品川、浜松町、新橋、赤坂、麻布、六本木、青
山、など遊ぶ人にとっては事欠かないでしょう。港区は、有名な不動産業者
「森ビル」の社長が再開発に乗り出して、港区内のあちこちに「森ビル」を
建てています。森ビルは中国にも巨大なビルを建てているようですね。



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